STORY
仲間が死んだ夏。
虎杖悠仁を失った呪術高専では、
伏黒 恵と釘崎野薔薇、
そして
二年の禪院真希、狗巻 棘、パンダが
“京都姉妹校交流会”に向けた
特訓を始める。
そんな中、伏黒と釘崎の前に突然、
京都校の東堂 葵と禪院真依が現れる。
死んだ虎杖を「半分呪いの化物」と嗤い、二人を挑発する真依。
一級術師の力で圧倒する東堂。
図らずも生まれた因縁が、それぞれの強くなりたいという思いを加速させる。
かくして迎えた交流会当日、
一触即発の空気の中、
東京校の教師、五条 悟から
衝撃のサプライズが届けられ――
互いの信念、希望と絶望、
青春と謀略が交差する
京都姉妹校交流会編。
後半は、呪霊による連続死亡事件に挑む
高専の一年生たちの物語。
八十八橋のほとりで遭遇する
特級の呪いが、
容赦なく彼らを襲う。
生きて帰るため、
呪術師であるため、強くあるため。
それぞれが限界を突破しようと足掻き、
爆ぜる。
終わりなき戦いの螺旋に身を投じ、
傷つきながらも前を向く起首雷同編。
そうして彼らは
呪術師として歩み続ける。
今日も。明日も。
その先にどんな未来が
あろうとも。